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2020.04.05 ( Room 33 )
国の天然記念物「野中桜」紅山桜の変異種で、花びらはほぼ180度に開き、直径5㎝前後 にもなります。 開き始めは花のまわりだけが赤く、1週間ほど咲いている間に花全体が紅色となり、最初 は透明に近かった しべも真紅になって、樹全体がどんどん赤味を増していきます。開花と同時に葉も育つ のですが、 1週間で10㎝ほどになってしまい、薄い大きな葉は、セルロイドのようだとよく言われま した。今回の絵は、 ほぼ花が咲いて葉が半分くらいのびた頃のスケッチを元にしています。花の房の固まりも、 枝からのびるふしの荒々しいまでのつながりも、不思議な桜です。ほぼ等倍に仕上げました。
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