先日 日本画の先生達との思い出をのせたところ幼馴染みが瞬間に月岡栄貴先生
の画集を取り寄せてくれました 亡くなられた後に出版されたとても立派な本で
多くの先生方の文ものっていて原点に立ち返る気持ちがわき上がってきます そ
の全ての先生が書いておられるのは人物画には1mmの誤差も許されない表情がある
と言うことです 思い切ってレストランギャラリーを人物画に掛け替えました 3
日がかりで家族親族友人達の象で店内がうまり 優しい色なのですがやはり視線
の強さは花や風景画とは比べものになりません 妻にはちょっと怖く感じると言わ
れました 大きな壁面には私にとって大切な作品を並べました 美術専門誌のの
なかで「前田青邨の描線」「小林古径ばりの細勁な張り詰めた線」にたとえてい
ただいた2作品です こうした文を書くのは気恥かしいのですが娘に今伝えておけ
ることではないと思い 後に読んでもらえることを望みます 平山郁夫 山中雪人
両先生からの書簡も何通かあり 他の書家日本画家からいただいた小品ながら代表
作にあたるような作品もありますが後世に残せるかとなると分かりませんし押し
付けたくもありません 「伝えるために」22才の絵につけた言葉です